さて、1日目から続きます。
2日目のメインは燧ヶ岳。
長蔵小屋を出発して、長栄新道を使って燧ヶ岳へ。その後、見晴新道を使って下山し、見晴キャンプ場がゴール。
そして、テントを設営した後、平滑ノ滝展望台を往復して終了。
合計時間: 46時間40分 合計距離: 29.04km 最高点の標高: 2310m 最低点の標高: 1225m 累積標高(上り): 1488m 累積標高(下り): 1328m
朝6時半、朝食を食べ終えて長蔵小屋を出発。いやもう、この梅雨時期に最高の青空ではないの。
昨夕走り回った尾瀬沼の東側。二人ともテンションあげあげ。
そして、朝露に濡れた葉が朝陽に照らされて綺麗だった。ていうのをスタッフ1号が先に見つける。
1号、小川を泳ぐイワナや、葉に留まる虫、そして小さな花をサクッといち早く見つけてくれるので助かる。
ミヤマキンポウゲ。
イワナ。
イワカガミ。
して、彼が見上げる方向には、、、
今日登る燧ヶ岳の山々が。ん〜、楽しみ。
「息子ってのは父親の背中を見せて育つもんだ」
って良く聞くけれど、ここ最近は、まーほんと、息子の背中しか見てない😂
御池岳付近で待ってる1号。おーい、待ってくれー。
てのは半分冗談(半分本気!)で、まずは爼嵓(まないたぐら)に到着。
眼下に広がる尾瀬沼と長蔵小屋を、山頂の岩から見下ろす。
さて、そこから一旦下って、雪渓を通り(下りの人たちはおっかなびっくりだったけれど、上りはアイゼン等無くらくらく登攀)、
無事に最高峰の柴安嵓(しばやすくら)に到着。これで初福島県!
そして、この山頂から見おろず尾瀬ヶ原の景色が最高。明日はあの一本道をてくてく。そして、その先には今回は入山できない至仏山。
尾瀬ヶ原東端に見える建物が原の小屋や見晴キャンプ場を管理してる燧小屋などなど。
あ、奥只見湖も見えた。あっちは新潟かぁ。
さて、この後くだる見晴新道は、足元が不安でかなり難儀するようなガイドブックやレポートが多々あったので、山頂での休憩はそこそこに下り始める。
それにしても、この尾瀬沼の一本道は、スペインサンティアゴ巡礼道の「ブルゴス〜カストロへリス〜フロミスタ」付近の”メセタの大地”を思い出す。
↓2010年、奥さんと新婚旅行で全行程@800km歩いた時。
最も腐れ縁レベルの高いお客さんと3回にわけて巡礼道を歩いた最終回の2016年、富士見高原リゾートさんにお借りしたアウトドア用三輪車椅子「HIPPO」に載せて歩いた時。ここまでの登りはきつくて死ぬかと思ったし、ここからの下りは急すぎて死なせるかと思った😂(嘘。ちゃんとブレーキがあります)
2019年3月、近所の悪友(40,50、60代)ズッコケ3人組で、自転車で400km走った時。下りは爽快で気持ちよかったなー。
で、再び尾瀬ヶ原の一本道写真を見る。似てるって思うのは自分だけか??😂
さて、話を戻し。
見晴新道は、途中、道の脇の藪からガサガサッと音がしたので、熊スプレーのロックを外して静々歩いた以外はあまりビビる箇所も無くスタスタとおりる。
コースタイムよりちょっと早いくらいの時間に無事に見晴キャンプ場着。
この日は我々以外にソロテントが2張。空いてるなー。テントを張って、荷物を整理して、汗で濡れた服を乾かして、いざ散策へ。
日差しもそれほど強くなく、とにかく晴れてくれたので最高に気持ち良い。
さっきまでいた燧ヶ岳もドーン。
鹿。
ハクサンチドリ。
よーやく、ハマキガが筒状の笹の若葉を食べた跡を見つけた。
先に歩いては、花や動物やイワナを見つけて立ち止まってるところに自分が追いつく。
ツマトリソウ(右)
平滑の滝。本当は三条の滝まで行きたかったけれど、ビール飲んで夕食作らにゃならんので、ここで折り返す。
檜枝岐小屋のテラスが広かったので、ここで2日目到着の乾杯。ソーセージと煮玉子で小腹を満たす。
して、夕食準備。今日はリゾットとスープのみの簡単なもの。(1号撮影)
食事を作っている間、1号はカメラを使いたがったので、基本的な構図と萌え萌えな撮り方を教えて放置。
したら、なかなかオツな写真を撮ってくるじゃないの。
線があるもの(今回なら屋根のトタン)は、綺麗にレベルを取るか、もしくは思い切ってずらす。今回は後者。
手前の葉っぱを入れて、鳥を少し左側に配置。でもって、よくぞ横向きを撮った。
おっさん(僕)、背中曲がってるよ。
手前のツツジを使って遠近感出しながら、燧小屋の看板を中心から少しずらす。
山行中でバッテリーをあまり消費したくなくて、連写モードNGの中、こりゃもう、よく撮った。
さて、夕食もできあがり。ブラックペッパーをかけていただきます。
今回は、前日に急遽パッキングだったから、食事がドライフードばかりであんまり充実してないのが心残り。
ま、でも楽しいからいいか。
月が見えてきた。(1号撮影)
食後、再び散歩へ。(1号撮影)
今回も、安定したドラえもんコーディネート。。。
日没後、綺麗に食材を片付けて、テントへ。
シュラフの中でもぞもぞしながら「楽しいかい?」って1号に聞いたら、
「楽しくないわけがない」と即答。嬉しいじゃないの、楽しいじゃないの。
ところで、プラティパスのボトルに熱々のお湯を入れて湯たんぽにしたけれど、以外と暑くて、夜目が覚めたら二人共シュラフから足出てた😁
さて、明日はもう下山だ。
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